安心してずっと持ってられる優待株

投資

 優待株は日本固有であり、幸福感を得られやすい反面、優待廃止リスクもあり、インデックスや高配当に比べリスクの高い投資法となる。それゆに、銘柄選定が重要となる。今回は、安心して持ってられる優待銘柄の条件を記していく。

(結論:優待廃止があっても、株価の下落が少ない株、つまり財務健全、利益の安定して出せる優待株がオススメ)

利益が安定している

 カブタンでも四季報でも4,5年くらいは利益が売り上げ、利益の推移は見れるので、赤字の年があったり、あまりに営業利益の変動が激しい株は、持ち続けるのが難しく、優待廃止の際にはかなり株価下落があると想定される。逆に優待廃止をしても利益が出ていれば、増配をしたりして、株価が上がる銘柄もある。

 安定して黒字、利益の幅に大きな変動が無い。

配当性向

 利益を確認した際には、1株益の推移、1株配の推移の確認も同時に行うと良い。配当性向は30%程度が目安になると思うが、40%や50%でも一過性のモノであれば、問題はありません。逆に安定して配当性向が80%、90%、赤字なのに配当を出しているような銘柄は、長期で安心して持てる銘柄ではありません。

 配当性向30~40%以内 が推奨

財務の健全性

 自己資本比率は一般的に40%以上が好ましいとされています。何等かの理由で大きな赤字を計上した場合は、自己資本比率が低すぎると、債務超過、上場廃止リスクが高まり、一気に株価が下落してしまいます。配当性向と同様に、自己資本比率が低い銘柄は安心して持っていられる銘柄ではありません。

 自己資本比率は最低でも40%以上出来れば60%以上。

月足長期チャートがヨコヨコあるいは、上昇

 チャートは、その企業の全てを表していて、企業の収益性、財務については考えなくても、チャートさえ見ていれば良いという考え方もある。10年、20年と活躍してきた企業が目先1、2年の利益を織り込んで株価が下がってきている場合は、購入のチャンスと考える。

 チャートは月足で15年程度は見るのが、リーマンショックやアベノミクスでの株価の動きも確認出来るのでオススメです。

 月足長期チャートはヨコヨコか上昇

参入障壁よりもその業界の盟主かどうか

 他の企業では真似の出来ない、参入しづらい事業形態であるというのが、重要であるが、素人には、そこを判断するのは難しい。。何となく、携帯事業や石油元売りなんかは参入するのは難しそうだなーと思うが、どの会社がどれほど、他社に比べて技術的に優れているか は厳密には知りえないと考える。

 例えば、衣服の業界がかなり厳しくなるとしたら、現在で言えばユニクロが恐らく生き残りそうだな。車事業であれば、車事業全体が縮小してもトヨタは生き残りそうだな。など

 その業界の盟主を買っておけば、小さな同業他社が撤退していけば、盟主が売り上げを吸収しながら、独占値上げをすることで、斜陽産業であっても、高い利益を出し、配当、株主優待を継続する事が想定される。(業界の盟主は、個人株主を集める必要性があまりないので、株主優待を出しているところは少ないが)

 その業界の盟主を買う。

まとめ

  • 安定して黒字、利益の変動が少ない
  • 配当性向は30%~40%以内
  • 自己資本比率は最低40%以上できれば60%以上
  • 長期チャートはヨコヨコあるいは上昇
  • 業界の盟主

 1,2年程度は株価、業績のチェックをしなくても持っていられる。そういった銘柄が高配当、特に優待銘柄ではオススメです。

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