入ってきた新入社員に仕事を教えても、2か月、3か月ですぐ辞めてしまいます。理由と対策を考えていきます。(結論:若手と一緒に会社の問題点を解決しよう。)
そもそも働く必要性が無い。
昔と違い、SNSが発展してきた今、生活保護で悠々自適な生活をされている方がいると、多くの若者が認識しています。
生活国税庁の「民間給与実態統計調査」(令和元年分)によると、非正規雇用の方の平均年収は175万円とのことです。
それに対して、生活保護は年収に換算して156万円以下の収入である場合に、生活保護を受給できるとのことです。
勿論、扶養内で働くパート、アルバイトの方もおられ、平均値をひき下げているとも思いますが、非正規労働者の平均的な給与で得られる生活水準は、生活保護で得られる生活水準と大差が無いと思えます。
年代による仕事観の違い。
40代以上の職員には、その上の職員から叩き込まれてきた仕事観があります。働かざる者食うべからず、生活保護で働かずしてお金をもらう。そんな事は不謹慎だ。
自分も働かずにお金をもらいたいが、今まで築いてきた資産があるから、辞められないのに!という心の声が聞こえてきそうです。
一方、若手職員からすると、SNSによって、考え方の多様性、他社ではどうか という情報が逐一入ってきて、もっと楽に稼げるような職場にどんどんと流れていきます。狭い会社の中で生きてきた40代以上の職員と仕事観が違ってくるのは当然です。
足の引っ張り合い、出る杭は打たれる。
自分の働いている職場には40代以上の職員が多く存在するが、20代の職員が入ってくると、特に厳しくなる職員が多い。皆頑張っているのに、あいつだけずるい。皆と同じようにやって欲しいのにと陰口を叩き、少しずつ精神的に追い込み辞めさせてしまう事も多いです。
楽しさが見出だせない。(見出す前に辞めてしまう)
働かなくても、働いても一緒、そういった中で、少ない給料でも問題ないと気合を入れて働きに来てくれた若手社員。それに対して、細かい事で、注意する職員、それに陰口、続けていれば楽しい事、辛い事、色々あるのだが、辛い事しか経験させずに辞めさせてしまった職員には、申し訳なさを感じます。
結論
ほどほどの距離感を保ちつつ、困った時だけ手を差し伸べる。定期的に会社に対する不満や、ストレスを感じる事が無いか聞き、その解決法を一緒に考えましょう。
楽しさは仕事を継続しながら、本人に見つけていってもらうしかないと思います。ストレスが無い状態であれば仕事は継続してもらいやすいと考えるので、徐々に皆が働きやすい環境へシフトしていきましょう。
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