高配当VS株主優待投資

投資

 インデックス投資と株主優待投資の比較を以前行いましたが、今回は高配当株投資VS優待投資で比較していきます。(結論:インデックス投資のサテライトであれば、株主優待投資がオススメ)

高配当株投資のメリット(株主優待投資に比べ)

1.自分の考える理想のポートフォリオを組む事ができる。

 ネオモバイル証券やライン証券などの単元未満株を買い集めれば、複数の銘柄を少額から購入できるため、自分が理想とするポートフォリオを組む事が出来る。

 例えば、資金が100万円しかない状態で、人気優待銘柄のKDDI(2020~2022年で言えば、1株3000円~4000円)を100株1単元購入すると、ポートフォリオの40%がKDDIになってしまうので、とてもリスクが高い状態となる。

2.優待を使う手間が無い。貰った配当金で自分の好きなものを買った方が良い。

 そもそもが株主優待(3000円相当)をいただくよりも、3000円現金をもらって方が好きなもの買えるし、良くない?という話です。株主優待は、期限もあるため、優待券を使うのに時間や移動コストもかかるし、カタログギフトなど郵送されるものには郵送コストもそこに含まれます。非効率であると思います。

3.優待株にこだわることで、選択肢を狭めている。

 優待があるかどうか?を基準にすると、同じような業種で、利益率が高く、割安な銘柄が他にあったとしても、優待株を選んでしまう。

4.割安

 高配当株であり、優待も行っていない株であれば、割安であると言える。将来性や配当の継続性にもよるが、大型株で財務が鉄壁であっても2022年現在、配当利回り4%超えで、割安放置されている銘柄も多く存在する。

株主優待投資のメリット(高配当株投資に比べ)

1.強制的な利確

 1番のメリットはこれだと思います。高配当株の場合は、資産形成時であれば、結局は、配当を再投資してしまう事が多いと思います。その場合、インデックス投資の方が暴落時のナンピン事もあり、高配当株を行うなら、インデックス投資で良くない?となってしまいます。一方で株主優待は再投資が出来ないため、強制的に自分で消費(浪費)することになります。

 配当再投資をしていては、毎年資産が増えていっても、生活が豊かにならない。株主優待であれば、毎年1銘柄ずつであっても、去年無かったものが1つ今年増える。少しでも暮らしが豊かになっていく事が実感できるでしょう。

2.逆に選択肢が少ない事で、選ぶのが楽になる

 自分は、優待株は利回り、財務良好、配当性向、営業利益率、割安さ、世の中に役立つ などの基準で銘柄を選んでいるが、優待株は割安にはなりづらいので、かなり選べる銘柄は少なくなってくる。買える銘柄が少なくなってくる事で、迷い無く購入する事が可能になる。

結論

 グロース株、高配当株、優待株投資、それぞれにメリット、デメリットがあり、将来自分がどうしたいか、今の自分がどうありたいか。で自分の今付き合いやすいポートフォリオは決まってくる。

 上記のメリット、デメリットを考えながら、自分に合う投資法を選んでいただきたいと思います。

 自分はインデックスをメインに据える のであれば、サテライトは優待株をオススメします。理由は、高配当の優待株のメリットで1.で記載したとおり、高配当株で再投資をするのであれば、インデックス投資で良い。からです。 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました